平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

映画『エクレール お菓子放浪記』 ロケ現場へ  2010/10/21

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19,20日で、静岡と宮城をバスで往復、1440キロメートルの移動に腰がギリギリと機械音をあげる。
作家・西村滋先生(静岡市在住)原作の映画『エクレール お菓子放浪記』のロケ現場を、西村先生はじめ、応援する会のみんなで訪問した。
とにかく行く先々で、石巻のみなさまの手厚いおもてなしを受けた。心より御礼申し上げます。ありがとうございました。





●キャスト
林隆三 いしだあゆみ 高橋惠子 石井一肇 早織 尾藤イサオ 春風亭昇太 三上寛 他

●監督 近藤明男

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宮城県石巻市桃生町中津山 植立山公園でのロケ

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原作者西村滋先生に走り寄る林隆三さん。

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旧北上川の河口にある中州に岡田劇場はある。中州には東内海(うつみ)橋、西内海橋という2つの橋がかかっていて北上川の両岸をつないでいる。故人になってしまったが漫画家石ノ森章太郎も通ったらしい。


その石ノ森章太郎記念館がこちら。

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戻って、岡田劇場内のロケ風景。

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詳細は http://www.okada-p.com/

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警官役の三上寛さん。

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オープンセットの宮城県富谷町富谷の内ケ崎醤油屋跡地

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醤油屋敷跡の正面にある造り酒屋「内ヶ崎酒造店」 創業寛文元年(1661年)。ここでは、いしだあゆみさんのロケがあった。
 
『美味しんぼ』にも紹介された喜久酔で有名な静岡県青島酒造にいた杜氏がこの藏の酒をつくっているらしい。

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途中立ち寄った【そば処 鈴家】(宮城県黒川郡富谷町日吉台2丁目34-5 電話022-348-1567)
コシのある麺を打ってくれたのは、まだ若い親方に奥様 スタッフもとても好印象。お願いして、店内に映画のポスターを貼らせていたくことになった。お近くにお出掛けの際はぜひ。もっとゆっくりとしたかったが、あとがつかえていて大至急移動。

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応援に駆けつけてくださった林隆三さんとギターで熱唱する三上寛さん。


【西村滋プロフィール】

1925年名古屋市生まれ。
6歳で母と、9歳で父と死別し孤児となり、以後放浪生活をする。
60年、処女作『笑わない青春』を発表。
『雨にも負けて風にも負けて』で第2回日本ノンフィクション賞を、『母恋い放浪記』で第7回路傍の石文学賞を受賞。
『お菓子放浪記』は全国青少年読書感想文コンクールの課題図書となり、76年、木下恵介の手によりTBSテレビにて連続ドラマ化され、好評を博した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


こちらも参考に。

http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/1353.html

■関連サイト 富谷町役場公式サイト
http://www.town.tomiya.miyagi.jp/html/eclair_okashi/

■お菓子放浪記 公式サイト
http://www.eclair-okashi.com/news/

■皮肉にも、『エクレール~お菓子放浪記』の完成披露試写会が、東京・虎ノ門のニッショーホールで開催されたのは、震災前日の3月10日であった。
「女優・いしだあゆみが出演する映画『エクレール~お菓子放浪記』の完成披露試写会が10日、東京・虎ノ門のニッショーホールで開催され、いしだのほか本作で映画デビューを飾った吉井一肇(新人)、早織、竹内都子、尾藤イサオ、林隆三、メガホンを取った近藤明男監督、原作者の西村滋らが舞台あいさつを行った。(※本文に続く)」
http://www.cinematoday.jp/page/N0030903 



【追記】この約半年後、あの忌まわしい3・11が起きようとは・・・このフィルムの中にしか残っていない風景、人々・・・岡田劇場も跡形もなく、石ノ森章太郎記念館も甚大な被害を受けた。個人的にもお世話になった方々の多くが亡くなり、被災された。


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