後期の授業もいよいよ始まって 2009/10/04

◆後期の授業がはじまった。
先日の情報意匠論のオリエンテーションでは、「情報意匠論がいかに大変な授業か」ということばかりが強調されて伝わったかもしれない。でも大変かどうかは相対的なものだ。約70人の一年生が教室に集まってくれたが、さて、いったい何人の学生が「よし、いっしょの船に乗り込みましょう」と言ってくれるか。わたしの想いは、当日配布した「マッチボックス・メッセージ」にも書いておいたが、今まで会得したすべてのことをこの授業で出し切る用意がある。あとはわたしを信じてもらえるかどうかである。
もう一つ大事なこと。履修を迷っている学生に見て欲しいのは、あの場に集まってくれた二年生、三年生、四年生の元履修生たちの存在である。あの場に来てくれた先輩学生たちはわたしの宝物である。
ちなみに今年の情報意匠論は、谷川俊太郎さんの詩「私は私」ではじまり、この詩に収斂する。

◆「第7回シンポジウム 文化財を守る 古谿荘〜貴顕の別荘建築」(財団法人伊豆伝八文化振興財団 静岡県教育委員会 静岡県文化振興財団 富士市教育委員会主催)がたまらなく興味深かった。
この建物が歴史的にどんな価値があるか、どういった特徴があるか、今ここに書いている時間がない。明治39年から3年をかけ、当時の宮内大臣 田中光顕伯爵が建築した建造物とだけ記しておく。
前半は記念講演、後半はシンポジウム。そのあとは古谿荘の見学という流れであった。
シンポジウムというが、これは講師陣一人10分のマラソン連続講座という趣。 ケチを付けているのではない。それでも内容が良かったのだ。
時間があったら補足する。






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