水平感覚を狂わす?書棚 〜野木村敦史さんの仕事 2009.9.15

◆先週、構造エンジニアで家具職人の野木村敦史さんとその仲間たちが開催する展覧会に顔を出した。
http://www.geocities.jp/nogimuracompany/index
そこで出会った野木村さんの書物を抱える小さな箱は、それ自体が最初から大地の水平に逆らって、傾いて存在した。FOOK BOOKというらしい。
そもそも書棚というのは、大量の本を抱きしめるには便利な家具ではあるが、広い間口に二三冊の本を並べただけでは、バタバタと倒れてしまう。
そこで野木村さんは、最初からその分を傾けておいたらどうだろうと発想した。そうして、側面の木の厚さを考慮して、その箱を何段積んでも、樹木が天へと真っ直ぐにのびていくように計算した。
なるほど、構造をデザインするというのはこういうことなのだ。
◆パソコンを買いに行きたいが、まったく時間がとれない。既にiBook G4は数週間前から悲鳴を上げている。早くその職務から開放してあげたい。使い手のわたしもストレスがたまる一方である。
◆自分が担当する講座や講演、ワークショップ、イベント、そうして友人・知人たちの個展やコンサート、芝居が重なりに重なる。そのほとんどに顔を出せない。このシーズンは毎年のことなので、またか、という思いだが、やっぱりストレスがたまる。
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