平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

「剣岳 点の記」に学ぶ地図づくりのロマン  イベント告知

map1

©「CGで再現した劔岳」(株式会社ウインディーネットワーク作成)

map2

©明治四十年度測図劔岳周辺の「三等三角網図」


4月29日(祝)東静岡駅すぐ側にあるグランシップで『劔岳 点の記 〜 に学ぶ地図づくりのロマン』http://www.chiiki-map.com/koukaikouza/youkou.htmというイベントがあります。

映画『劔岳 点の記』の木村大作監督や社団法人日本測量協会 山田明氏の公開講座もあります。特に木村監督の熱い語りっぷりは公式サイトでも見られますので、ぜひご覧ください。映画の詳細もここを参照してください。とにかくすごい映画です。http://www.tsurugidake.jp/
ただし、当日は試写会ではありませんからご注意ください。でも、ここに足を運んでい頂くと、映画『劔岳 点の記』がかなり深く鑑賞できます。もっともこの映画はぬくぬくと鑑賞するというよりも、俳優やキャストといっしょに身を刺す寒さと苦労を体感する、そんなふうに仕上がっているとおもいます。公式サイトのいくつかの映像を観ているだけで、この映像が、明治40年に柴崎芳太郎一行が北アルプス劔岳登頂測量した実物フィルムだと勘違いしてしまいそうなできです。
考えてもみてください。今でこそ空の上から簡単かつ正確に測量も可能になってきましたが、その昔は、だれがこの山々を実測したんだ〜 だれがこの長い長い海岸線を測ったんだ〜と改めて驚かれることでしょう。

グランシップの会場では、地図に関係する展示品解説が見られます。
地図とはそもそもなんだ。測量ってなんだ。ということが展示と共に解説されます。当日会場には本イベントの主催者でもある「地域マップ研究所」のみなさんが大勢いらっしゃいます。地図をこよなく愛している人々です。展示品なども、まずは、自分であれこれと想像してから、気軽に彼らに話しかけて説明をうかがいましょう。


ところで、当日、グランシップに足を運んでくださる方で、会場までの道のりに明るい方も、初めての方も、絶対にすることがあります。それは頭に「地図」を描いたり、「地図」を片手に会場を訪れるということです。あまりに日常的過ぎて地図の有難さがわからなくなっている。この機会に地図の奥深い世界に触れてみてください。

わたしは主催者ではありませんが、一度この地域マップ研究所の運営会議に参加させて頂き、スタッフの熱意と地図というものの奥深さに触れ、勝手に応援団をしています(おかげで、地図関係の本を4冊も読んでしまいました)。ぜひ4月29日は グランシップへ。遠方からの方にも、絶対に損はさせません!!


お申し込み・詳細はこちらへ(上に挙げたURLと同じですがもう一度アップします)。
http://www.chiiki-map.com/koukaikouza/youkou.htm


バックナンバーはここ↓から。「表示件数」を「100件」に選択すると見やすくなります。

現在地:トップページ脳内探訪(ダイアリー)

サイトマップ