平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

北極しろくま堂の功績は日々の努力の中にある

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「だっことおんぶの専門店 北極しろくま堂」(園田正世代表)http://www.babywearing.jp/
が平成20年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰において「内閣府特命担当大臣表彰奨励賞」を受賞した(詳しくはメルマガvol.30内)http://www.babywearing.jp/mailmag/bn/ または「店主の日記 12月4日付」 http://www.babywearing.jp/cgi-bin/diary/index.cgi?eid=20081204


まずは常日頃から誠意を持って製品開発に取り組んでいる代表の園田正世さん、本当におめでとうございます。また自由が丘店の店長の柏倉さん、神戸店の芝さん、またおおくのスタッフのみなさま、本当におめでとうございます。

この評価は自分のことのようにうれしい。今やBabywearing業界では、実質的に世界ナンバー1の企業となったのが北極しろくま堂である。
実は、この北極しろくま堂の広報・広告ツール類をデザインしているのが一つ前の「脳内探訪」に登場したデザイナーTさんこと利根川初美さん。わたしはそもそも、この「北極しろくま堂」という会社のネーミングとロゴマークを担当させていただいたことにご縁が始まる。それは園田代表がサイトに書かれているとおりである(以下URLの真ん中あたり「ネーミングがおもしろいのですが、由来は?」というインタビュアーの質問に対してを参照)http://www.e-olive.biz/taidan/sonoda.htm
とにかく、ずっとこの手作り感あふれるロゴマークを使い続けてくれていることがうれしい。わたしも自分が手がけた仕事の中でも、もっと愛着のあるロゴマークのひとつである。

北極しろくま堂は、今でこそ当たり前になったスリングというBabywearingを日本に紹介した企業だ。
最近街角でパパが赤ちゃんをだっこしたり、おんぶしたりしているシーンをよく見かけるようになったが、これははっきり云って北極しろくま堂の功績によるところが大きい。育児に「パパを参加させる動機付け」を促進させ、実際にパパの行動様式をみごとに変えたのだ。今の言葉で云えば「ワークライフバランス」のきっかけを作ったのである。

わたしは常に北極しろくま堂の代表やおおくのスタッフに接しているが、彼女たちは心底自社の製品を愛し、自信を持っている。それは常に今の製品に満足することなく、改良に改良の努力を惜しまないからだ。他社が低価格戦略にうって出る中、それよりも大切なことは何かを本気で考えている。知恵を絞っている。業界のトップとして、自腹を切ってでもやらなければないことはないかを考えている。

そもそもわたしは、自分と関係するお客様の製品や企業を脳内探訪であまりPRすることを意図的に避けている。ウソっぽく思われたり、さまざまな誤解を受けたりすることを恐れているからだ。そう、そのわたしが云うのである。「北極しろくま堂の製品はすばらしい。力がある」。コマーシャリズムで云うのではない。本当だし、本気だ。
育児に関係ある人も、今はそうでない人も、ぜひチャンスをつくって、北極しろくま堂の製品を確かめて欲しい。まずはメルマガの登録をして、そのエッセンスに触れて頂くのもいいだろう。

メルマガの登録は
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○バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰:
この表彰は、高齢者、障害者、妊婦や子ども連れの人を含むすべての人が安全で快適な社会生活を送ることができるよう、ハード、ソフト両面のバリアフリー・ユニバーサルデザインを効果的かつ総合的に推進する観点から、その推進について顕著な功績または功労のあった個人または団体を表彰するもので、平成14年に始まっています。


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