かんなみ仏の里美術館 2017/05/06
スモールサイズだが、建築も展示もすべてにおいてすばらしい。
まちがいなく、地域の人々に愛された、静岡県を代表する美術館である。
この地・桑原で守られてきた薬師如来像(平安時代)、阿弥陀三尊像(鎌倉時代)、毘沙門天立像、聖観音立像、地蔵菩薩立像、十二神将立像など二十四体の仏像群は、展示を含めて、ぜひ見て欲しい。
時間があれば、目と鼻の先にある長源寺と「桑原西国三十三所観音霊場」を巡りたい。いや、むしろこの両者はセットで見なければ意味がない。
また行きたい。何度でも見たい美術館だ。
◎かんなみ仏の里美術館 公式サイト
http://www.kannami-museum.jp
どおりですばらしい建築だと思えば・・・
平等院宝物館鳳凰館(宇治市)や式年遷宮せんぐう記念館(伊勢市)を設した栗生明氏の設計だった。
http://www.kuryu.com/top_J.html
(↑)正面に立つと、ふたつの展示棟の屋根のラインが重なって一棟にも見える。この展示棟のデザインは、まさに現代のお堂である。
(↓)予算があれば、玄関につづくアプローチを、極楽浄土に向かう道になぞらえてもよかったろう。
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