平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

ロダンウィーク・ギャラリートーク2016   2016/11/19

rd2




2013年から実施している静岡大学人文社会科学部(比較言語文化各論Ⅰ今野喜和人教授)×静岡県立美術館 共同企画・ロダン作品のギャラリートーク。前期の授業のため既に本番は終わっているが、県美が11月にロダンウィークを設けているために、前期履修生の中から選抜チームを組み、再度ギャラリートークに挑戦している。
トーカーは、西澤奈生さん(2年生)、田中なつみさん(2年生)、井上まなさん(4年生)。アドバイスは県美の上席学芸員・泰井良さん。わたしは進行と調整役だ。

履修生は、約三ヶ月間、徹底的にひとつのロダン作品と向き合うことになる。結果、知識(作家のプロフィールや作品の背景、時代など)に傾くタイプと、じっくりと作品そのものを観察する中から自分の視点を発見していく学生とが出る。
よく見るとは、言うは簡単だが、実は相当に難しい。見ると語る、あるいは見ると書くという行為は便宜的な言い方で、実は簡単に切りわけることは難しい。現実的には、「見る(視覚情報)」だけでは、「語る(ギャラリートーク)」に近づくことは無理である。語るから見えてくる、見るから語りが深まる。この同時性なのである。


◆静岡県立美術館 ロダン館公式サイト
http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/rodin/index.php



rd1



この場にアップした内容は、その後ペンを入れる場合があります。

現在地:トップページ脳内探訪(ダイアリー)

サイトマップ