まんげつダンス 2010/04/22

◆ こけら落としは、印象派らしい。
http://www.city.shizuoka.jp/deps/soumu/fk232_1901.html
あえて印象派を持ってくるとは、よほどおもしろい切り口が用意されているのだろう。期待は無限にふくらむ。

◆ 羽鳥書店の四冊と穂村弘の『ぼくの宝物絵本』(白泉社)を併読する。穂村はその本のあとがきにこう記す。
「絵本は全貌のみえないジャンルだ。どこにどんな傑作が眠っているのか見当がつかない。忘れていた懐かしい絵本や未知の輝きをもった絵本に出会うと、脳から液が出る。買って買って買いまくると、夢のように楽しいのだ」
わかる、わかる。脳から液が出てくる、のである。
まことにタイミング良く、Rさんが絵本『まんげつダンス!』(パット・ハッチンスさく・え なかがわちひろ やく 福音館書店)をおってくださった。
満月の晩に、ほんとうにこんなことが起きていそうな気がする。こっそりとその小屋をのぞきに行ってみたくなる。ダンスは、満月の晩に。

◆ テレビ静岡(フジテレビ系列)のアナウンサー 平野有海さんが日本平動物園のシロクマ・ロッシーの傑作写真をおくってくださった。お〜 浮いている。気持ちよさそうだ。
しかし、クマの仲間ほど現実の凶暴ぶりと、絵本やキャラクターの愛らしさに大きなギャップがある生き物も少ないのではないか。いつの時点からそうなったのか。なぜそうなったのか。このことについて、だれかが既に検証しているのだろうか。ルーズベルト大統領のテディ以来かな〜? それには古い絵本なども丁寧に見ていく必要があるだろう。
ところでこのロッシーの写真を眺めながら、宇宙飛行士・山崎直子さんを思い浮かべた。
山崎さんという人は最高の笑顔の持ち主だ。いつ見ても(いつも見ているわけじゃないけれど)素敵な笑顔である。もちろん仕事の現場では、想像もできないぐらいきびしい顔をされているだろう。だが、あのテレビカメラの前で見せる笑顔はマスコミ用だとはとても思えない。自然なのである。時折画面の中で見かける気持ちの悪いつくり笑顔ではない。とにかく余裕のある笑顔なのだ。とにかくかっこいい。それはきっと自信から来る余裕だろう。この笑顔が宇宙飛行というもっとも過酷なミッションにおいて最高のチームワークを産み出すのだろう。チームワークの現場では、険しい顔をしていても、必ずしもいい仕事ができるとは限らない。

◆ 由比産の桜エビを使ったシフォンケーキ。これ、食感がすごいです。甘さと桜エビのバランスが絶妙です。桜エビとchiffonのボリューム、どちらか一方に転びすぎても風味は活かされない。どこかで見かけたら、ぜひご賞味あれ。感動。

◆ 某港まちにて。
場所が場所だけに遠目ではタコの日干しに見えた。少し不自然だな〜と思って近くに寄れば、こんな感じ(笑)。環境条件付きの視覚による思い込みである。
◆ 危機的状況。あれほど大型のライバル店がオープンしたというのに、同業他店の対応がまったくなっていない(ちなみにスーパーマーケットの話ではない)。いや、逆に悪くなっているかもしれない。なるようにしかならいという諦めムードなのか。事実、きょうも某店のレジの対応はだらだらであった。緊張感が微塵も感じられない。業界全体としても危ないというのにどういうことだろう。門外漢のわたしが言うのも説得力がないが、今すぐに、バイトを含めた社員全員の意識改革を徹底すべきだ。働く者は、自分の財布を開くつもりで売り場に立ったらどうだろう。組織にいると、その感覚が必ず麻痺する。ダメダメ。
◆ 底知れぬ能力。まだ先がある、の、その先にまだその先がある。あの人はそういう人物である。
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